前回の記事では、エンパス度が非常に高い私の体験から、よくあるできごとを22の特徴としてお伝えしました。今回は、エンパス体質の方に自分を守りながら生きていくためのオススメ対処法をご紹介します。
前回の記事はこちら→『あなたも思い当たる?!超エンパスの22の特徴』
目次
①ー1.情報のインプットを制限する
①ー2.身につけるものや口に入れるものとの相性をチェックする
①ー3.会いたい人とだけ会う
①ー4.歴史がある建物や記念碑、吊り橋には近づかない
②ー1.グラウンディングをする
②ー2.自然が多い場所へ行く
②ー3.作業に没頭し、分散しがちなエナジーを自分の内側に集める
②ー4.いつも余白を残しておく
②ー5.塩で浄化する
②ー6.とりあえず眠る
②ー7.火で燃やす
③ー1.天使や祭られている神様に安易にお願いごとはしない
③ー2.コントロールできるまでテレパシーは使わない
③ー3.気にしすぎない
③ー4.ポジティブなものにフォーカスする
④ー1.直感を信頼しよう
④ー2.気づきの機会を活かす
④ー3.自他の境界線を引く
1.エナジーフィールドにプロテクション効果を付加してもらう
2.フィルターをかけてもらう
3.必要のないものは見えないようにしてもらう
4.自分のものではない信条・価値観を外してもらう
5.「本来の自分」のエナジーを浸透させる
1. 本来の自分のエナジーのいい状態を知る
2. 自分のエナジーとそうではないものを認識できるようになる
3.「あなたは悪くない」+自分に優しくなれる
4. 感度の状態チェック
自分でできる対策①:原因となるものを物理的に遮断する
世界から隠れて生きていてもエナジーはあちこちから飛んでくるので、部屋に引きこもったところで防御しきれないのが何とも言えない無力感を誘います。しかし、自分に合う合わないを意識的に見つけていくようにし、影響を受ける元となっている要因を制限することで、かなり楽になるのでぜひやってみてください。
①ー1.情報のインプットを制限する
テレビ・新聞・映画・インターネットサイトなど、気分を害するものや自分にとって必要のないものは見ないようにすれば、ここからは不要なエナジーをもらわずに済みます。私は知人のSNSのコメント欄がたまたま目に入ったことがあってそこからもらってしまったこともあったので、不用意にあちこち見ないように心がけています。自分が見たいものだけを見るようにするとかなり平穏を保てます。
①ー2.身につけるものや口に入れるものとの相性をチェックする
身につけるたびに首・肩が重い、頭が痛いなど気分が悪くなりがちなら、その物には自分とは合わないエナジーがあるかもしれません。私は特定のブランドの衣料品がすべてNGだったので着るのをやめたら症状が消えました。違和感を感じるものはさっさと処分しましょう。口に入れるものも、アレルギーあるなしに関わらず、エナジー的に合う合わないはあります。自分の気分がそのあとどうなるかを目安にチェックしてみましょう。
①ー3.会いたい人とだけ会う
社会で生きていくなかでこれは難しいかもしれませんが、選択肢があるときは、誘われたから会うのではなく、なんとなく気が向かないときはその感覚は正しいので、会わない選択をしましょう。その人が、ということももちろんありますが、そのときのタイミングではエナジー的に避けたほうが無難というだけのこともあります。自分の直感を信じてみましょう。
①ー4.歴史がある建物や記念碑、吊り橋には近づかない
残留思念がありそうな場所にあえて近づくのは危険行為です。私は「自分の気持ちは誰にもわかってもらえない」という寂しさを無意識の領域で抱えていたとき、もれなく同じ周波数を持つ霊が憑きました。憑かれてそのままにしていたら、おそらくあの世に行きたくなってしまっていたでしょう。
自分でできる対策②:本来の自分の感覚を取り戻す
もらいやすい体質を自覚し、自分のエナジーフィールドの浄化を日常に取り入れることも大切です。落ち込みがちなのは自分のものではないエナジーがあなたにくっついているからかもしれません。本来の自分の感覚を取り戻すためにできることをやってみましょう。
②ー1.グラウンディングをする
不要な思考や感情などは大地が吸収し浄化してくれます。自分の尾骨や会陰の辺りにある第1チャクラが地球の中心と光の糸でつながっているようなイメージをしたり、芝生や砂浜、土の上を裸足で30分ほど歩いてみましょう。
グラウンディングについては、「自分とそして万物とのつながりを深める」ヒントの「今ここを生きる」をご覧ください。
②ー2.自然が多い場所へ行く
とりあえず人混みから離れましょう。自然の浄化力は偉大です。作られた公園ではなく、自然公園や森林、海や山へ行き、澄んだエナジーと戯れているうちに、いつのまにか気になっていたことも気にならなくなったら浄化完了です。
②ー3.作業に没頭し、分散しがちなエナジーを自分の内側に集める
自分が好きなこと、やりたいこと、周りに目もくれず一心不乱にできることをすると、自分を取り戻せるときもあります。私の場合は料理をしたり、庭の手入れをしたり、動物の世話をしたり、掃除をしたり。マンダラのカラーリングもオススメです。詳しくは、『カラーリングマンダラの癒し』をご覧ください。
②ー4.いつも余白を残しておく
空虚感があると不安になるので人はそれを何かで埋めようとしますが、そこは浄化のための空白として取っておきましょう。スケジュールについても同様に、自分のエナジーは日々変化するのであまり先の予定は入れずにおくと自分にプレッシャーをかけずに済みます。「空(くう)」については『五大元素とつながる―空の第5チャクラ』をご覧ください。
②ー5.塩で浄化する
天然のあら塩は浄化の友です。突然気分的に落ちたり、ちょっと変かも、と思ったら塩をなめましょう。それでもダメなら塩をお風呂に入れて入浴します。それで一晩眠ってもやっぱりおかしかったら、ヒーラーさんに連絡して取りのぞいてもらいましょう。
②ー6.とりあえず眠る
しんどすぎて訳が分からなくなったら、とりあえず眠りましょう。魂は眠っている間に浄化されます。もちろん、浄化しきれないものもありますが、起きたときに楽になっていることもあります。眠りたいだけ眠るなんて怠けている・・・と思ってしまいがちな人は特に、罪悪感なんて捨てて頑張りすぎないことが大切です。
②ー7.火で燃やす
どこから来たのかわからない感情が突然湧いてきたら、外からきたものであっても、自分の内側にあるものと共鳴しているのかもしれません。それがどういう感情かを明確にしたあと火で燃やすイメージをしてみましょう。実際に紙に書いて燃やしてもOK。
自分でできる対策③:自分の意図にはチカラがあることを認識しておく
③ー1.天使や祭られている神様に安易にお願いごとはしない
無意識にやっていることがほとんどですが、願いごとをするとそれに交換条件がついてきてしまうこともあります。私はなぜか無意識にシヴァ神とつながっていたようですが、「人を癒す」代償が「自己犠牲」でした。つまり、人を癒すには自分を犠牲にしないといけない、という思い込みが植え付けられていました。
③ー2.コントロールできるまでテレパシーは使わない
エンパスは自分のレーダーでもあるオーラを広げすぎているから色々なものを拾ってしまうという説もあります。動物とテレパシーで会話しようとしたら、話を聞いてもらいたいと思っている別の動物とつながってしまったことがあります。意図せぬものを拾って収拾がつかなくなることもあるので、エンパスの人はアニマルコミュニケーションなどのテレパシーを始める前に、何とつながるかをコントロールすることから学びましょう。
③ー3.気にしすぎない
気にしすぎると自分のエナジーが重たくなり、余計に要らぬものを引き寄せてしまいます。嫌なこと、嫌な人のことばかり考えているとそれも現実化しやすくなります。あれもこれももらっていると、またか・・・と失望したり疑心暗鬼になってしまいがちですが、自分が意識を向ける先には気をつけましょう。
③ー4.ポジティブなものにフォーカスする
内と外の境目が曖昧で外のものを引き寄せやすいということは、思考の現実化も早いかもしれません。意識的にポジティブなものにフォーカスしていきましょう。
自分でできる対策④:自分を信頼していく
外のエナジーから影響を受けてブレても、自分を信頼していくことで自分の軸を取り戻しやすくなります。エンパスであるがゆえにうんざりするようなことがあっても、自分の直感を信じてブレに対処していける経験を増やしていきましょう。
④ー1.直感を信頼しよう
エンパス体質の人は魂の感度が高いのであらゆるものをキャッチしてしまうのですが、高い危険察知能力と直感力を信頼していけば、受け取る情報を知恵として生かすこともできます。何となく違和感があるというのも察知しているからこそ感じるもの。違和感を覚えた自分を否定しないことも自分を信頼していくことにつながります。
④ー2.気づきの機会を活かす
外からきたエナジーに共鳴しているものが自分の内側にあることもあります。それに気づき、手放すことができれば、浄化と飛躍の機会になります。不要なものを手放していけば、自分の波動も高くなり、低い波動のエナジーからは影響を受けにくくなっていきます。
④ー3.自他の境界線を引く
スピリチュアル的には、自他の境界線がなくなる状態をワンネスといい、それが悟りの境地であるという見方もあります。悟りを開きたいかどうかは人それぞれですが、エンパスの人はそれを垣間見ている状態とも言えるかもしれません。それでもこの世界で自分にとって合う合わないはあります。自分の感覚を信頼して今は合わないと感じる人・場所とは境界線を設け、心地良いと感じる人・場所との接点を増やしていきましょう。
ヒーリングでできる対策
エンパスがキャッチしているのは目に見えないエナジーなので、物理的に遮断しても飛んでくるものは飛んできますし、知らないあいだにどうしてももらってしまうものはあります。そのうち自然に離れていくものもあれば、ご自身で浄化できるものもあります。
でも、あなたに向けて意図をもって念が飛んできた場合などは、簡単に取れないものも。傷の治りや体調不良の回復がいつもより遅い場合などは、自己治癒力の発揮を邪魔しているエナジーがあることも多いです。
私は症状がひどくて悩んでいたときにヒーリングでできることはあれこれやっていただきました。実際にやっていただいたことをご紹介しますが、それぞれの状態に応じてやったほうがいいことは変わるので、ご参考程度にどうぞ。
1.エナジーフィールドにプロテクション効果を付加してもらう
身体をすっぽり包み込む、目に見えないエナジーフィールドがあるのですが、この球体に防御効果を付加してもらい、外からのエナジーを弾いてもらうことができます。すべてを弾くことは難しいですが、やらないよりは全然良いです。
2.フィルターをかけてもらう
必要性にかかわらず、あらゆる情報がやたらと流れ込んできているときは、自分が欲しいと意図したものだけ受け取れるようにフィルターをかけてもらうことも有効でした。今までこんなに思考が邪魔されていたんだ!と驚くくらいの効果があり、自分のやりたいことに集中できるようになりました。
3.必要のないものは見えないようにしてもらう
お化けや人の影の部分など、何でも見えてしまって眠るのも一苦労な時期があったのですが、見えないようにしてもらったら本当に一発で何も見えなくなりました。このときは、当時私が抱いていた「怖れ」が原因となって「怖いもの」ばかり見るようになっていたようで、「怖れ」がなくなった頃に元に戻してもらいました。
4.自分のものではない信条・価値観を外してもらう
自分のものではないエナジーが飛んできたときに、本来の自分に属さない信条や価値観も一緒にくっつけられることがあります。これはなかなか自分で取り除くことは難しいので、ぜひ外してもらいましょう。
5.「本来の自分」のエナジーを浸透させる
抱いているあらゆる思考や感情のすべてを自分のものと誤って認識していくと、心身ともに疲弊し自分のことがわからなくなってしまいます。本来の自分の状態に戻してもらい、少しずつ取り戻していきましょう。
エンパスの人がヒーリングを受けるメリット
1. 本来の自分のエナジーのいい状態を知る
まずはこれを知ることがとても大切です。そこを基点として、どのくらいブレているか気づけるようになるからです。ヒーリングで自分のものではないエナジーを取り除いてもらい、自分らしい状態、気分を味わい、覚えておく。そのうち気づいて自分で対処できるようになるので、それまではひとりで悩まずヒーリングを活用することをオススメします。
2. 自分のエナジーとそうではないものを認識できるようになる
エンパスの人がヒーリングを受ける最大のメリットです。敵味方を白黒つけるという話ではなくて、自分のエナジーではないと認識さえできれば自然に離れていくものもあるからです。
3.「あなたは悪くない」+自分に優しくなれる
エンパス体質の人は、自分の責任範囲ではないところからのエナジーの影響を受けていても自分を責めたりしがちです。人に話しても理解を得られにくいですが、わかってもらえる信頼できるヒーラーさんを見つけると、必要以上に自分を責めずに済みます。
私はあまりにも影響を受けるときがあると落ち込み、自分のあら探しを始めてしまうのですが、「あなたは悪くない」という師からの言葉を思い出すようにしています。だからといって必ずしもほかの誰かや外側が悪いというわけでもないのですが、周囲に理解されにくい分、自分だけは自分に優しくあろうと心がけています。
4. 感度の状態チェック
あまりにも影響されているとそのうち疑心暗鬼になりがちです。思い込みなのかそうでないかを知るだけでどれくらい自分の感覚を信頼していいかがわかるようにもなります。
自分で気づくことが難しいものも多いので、心身の不調を感じる頻度が高い方は、定期的にヒーリングを受けることをオススメします。もちろん、animiscentでもヒーリングセッションを承っております。お気軽にご相談ください。
自分が生きる世界を再構築しよう
エンパスの嘆きのような記事となってしまいましたが、どのような影響を受けやすいかが分かれば対策をしていけます。まったく何も対策をしてこなかった方の場合は、あれこれやってみるだけでも精神的に楽になると思うのでぜひお試しください。
注意点は、エンパスというアイデンティティにハマりすぎないこと。数十年生きてきて、初めてエンパスという体質のカテゴリがあると知ったとき、そして「気にしすぎかも」「気のせいかも」「自分がおかしいだけなのかも」と自分で理解できなかった自分を理解してくれるヒーラーさんと出逢ったとき、私は救われました。
同じように感じているのは自分だけではないと知ることで救われる部分が大きいですが、その「エンパス」というラベルを自分に貼って「エンパスである」自己イメージを自身で確立させないでおくのも大切なことです。あまりそこにばかり気を向けてしまうと、変わっていける部分に制限をかけてしまうし、敏感であることをさらに強調していくことになるからです。関連記事:『幻の自分に気づく』
一度自分がエンパスであると認識すると、外は危険だと思うようになり、人と距離を置きたくなるかもしれません。自分を守るためにはそういう時期はあってもいいと私は思います。世界とのつきあいかたみたいなものを見直して、自分の心地良いほうへ変えていきましょう。
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